交通事故被害の示談方法
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逸失利益の算定について

post on 2016/08/29

逸失利益は、被害者が将来得たであろう利益を得られなかった利益のことをいいます。例えば、交通事故において、被害者が子どもの場合、子どもが成人して働いて収入を得たであろう金額を逸失利益として加害者に対し請求することができます。

逸失利益の算定は、被害者の基礎収入をベースに、生活費や中間利息を控除して算定されます。被害者の基礎収入については、被害者の年齢・性別等に応じ細かく定められています。例えば、被害者が男子年少者である場合、男性労働者の賃金センサスをベースに算定されます。一方、被害者が女子年少者である場合、全労働者の賃金センサスをベースに算定されます。かつては、女子年少者の逸失利益の算定について、女性労働者の賃金センサスをベースに算定されていました。ただ、これだと、男性労働者と女性労働者との間の賃金格差がある以上、女性の場合、男性に比べ逸失利益が少なく算出されてしまいます。そのため、現在では、全労働者の賃金センサスをベースに算定されるようになっているとのことです。もっとも、男子年少者は、男性の労働者の賃金センサスをベースに算定されるため、格差が完全になくなったわけではありません。

性別による違いだけでなく、今日では、非正規労働者が増加しているため、逸失利益の算定において、被害者が非正規労働者であるか、正規労働者であるかを区別するべきか否か議論になっています。上記以外でも、逸失利益の算定については被害者の状況に応じ細かく定められています。また、判例や裁判例によって算定の基準が決まる場合もあります。そのため、逸失利益の算定や金額で疑問があれば、法律の専門家である弁護士に相談することを勧めます。